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日本計量振興協会が総会開催
2019年5月30日、ホテルインターコンチネンタル東京ベイで
計量功労者表彰式を挙行

                    

日本計量振興協会が総会開催

 日本計量振興協会(日計振)は、2019年5月30日、ホテルインターコンチネンタル東京ベイで、第8回定時総会を開催した。計量功労者表彰式を挙行。2018年度調査研究委員会の成果を発表した。

18年度調査研究委員会の成果を発表

■提案議題を原案どおり承認

 総会の司会は秦勝一郎常務理事。開会の辞は石蔵利治副会長。


石蔵利治副会長

 鍋島孝敏会長があいさつした。(写真は別項

 総会の成立を確認し、鍋島会長を議長に提案議題を審議した。

 第1号議案:2018年度(平成30年度)事業報告(報告:河住春樹専務理事、村松コ治常務理事、秦勝一郎常務理事)、第2号議案:同決算報告(報告:加藤覚総務部長)を一括審議し、計量器コンサルタント育成や自動はかりによる計量管理に関する質疑の後、承認した。同会計監査報告は檜林功監事。


河住春樹専務理事

村松コ治常務理事

秦勝一郎常務理事

加藤覚総務部長

檜林功監事
 


審議のようす(質問者は塩崎利平氏)

 第3号議案:役員の交代(報告:河住専務理事)に関しては、次の交代が承認された。(役職、退任者、交代者、所属の順、敬称略)
▽理事、土谷令次、本郷嘉彦、北海道計量協会(会長)
▽理事、石原清史、梅林正徳、日本計量証明事業協会連合会
▽理事、金森明文、羽山文貴、タツノ
▽監事、森敏昭、恵藤敏郎、千葉県計量協会(会長)

■2019年度事業計画などを報告

 報告事項は3つ。

 報告事項1:2018年度(平成30年度)公益目的支出計画実施報告(報告:加藤総務部長)、報告事項2:2019年度事業計画(報告:河住専務理事、村松常務理事、秦常務理事)、報告事項3:同収支予算(報告:加藤総務部長)。

 新役員を紹介した。

 閉会の辞は、肥田敬夫副会長。


肥田敬夫副会長

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■鍋島会長のあいさつ


鍋島孝敏会長

 鍋島会長は次のようにあいさつした。

 経済状況は、これまで好調であったが米中経済摩擦等により先行きが不透明になっている。これまでの好調さを継続できるか試される重要な年になる。

 令和になって初めて5月20日にキログラムの定義などSIの4つの単位の定義の改定が施行された。二重の意味で記念すべき年である。

 日計振の事業は順調に推移している。自動はかりの検定開始や指定検定機関の指定などの計量法令の改正へ、具体的な対応をしていく。

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●2018年度(平成30年度)調査研究委員会成果発表会

 2018年度(平成30年度)調査研究委員会成果発表会を開催した。司会は河住専務理事。

 各委員会が活動の概要を発表した。(詳細次号以下)

@自動はかりの計量管理推進についての活動報告=委員会名:自動はかりの計量管理推進委員会、委員長:金井一榮(埼玉県計量協会会長)、発表者:同


金井一榮埼玉県計量協会会長

ATC12量及び単位の報告=委員会名:ISO・TC(量及び単位)国内委員会及びJIS原案作成委員会、委員長:田中充(日本計量振興協会副会長)、発表者:同


田中充日本計量振興協会副会長

B計量管理に関わる新教科書案の作成に関する活動報告=委員会名:計量管理に関わる新教科書案作成作業部会(新教科書案作成委員会)、部会長:小池昌義(元産業技術総合研究所客員研究員)、発表者:同


小池昌義 元産業技術総合研究所客員研究員

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●第8回計量功労者表彰式を挙行

 第8回計量功労者表彰式を挙行した。受賞者は第1種正会員(団体)関係26氏、第2種正会員(法人)関係12氏


表彰式のようす

 鍋島会長が式辞を述べた。鍋島会長は、新しい計量制度への対応が求められており、後進の指導育成にも力を尽くして欲しいと述べた。

 鍋島会長が表彰状と記念品を受賞者に手渡した。

 受賞者を代表して新井良明氏(長野県計量協会)が、謝辞を述べた。


謝辞

 また、役員を退任した金森明文、森敏昭の両氏には感謝状を贈呈した。(欠席のため別途送る)

 来賓を紹介し、来賓を代表して阿部一貴経済産業省計量行政室長が祝辞を述べた。


表彰式の来賓

 阿部室長は、次のように述べた。


阿部一貴経済産業省計量行政室長

 適正計量の実施や計量の普及啓発活動などにより計量制度への信頼は維持されている。計量制度は経済活動やものづくり、生活の基盤であり、計量制度への信頼は皆様の取り組みによるものであり、感謝している。

 現在、計量制度の見直しを進めている。自動はかりの検定が始まっていき、指定検定機関も具体的に動いていくので、実施体制を強化していく。

 計量制度が社会の要請に応えていくためには官民一体の取り組みが大事である。皆様の役割は今後重要になっていくので、さらに活躍していただき、リードして欲しい。

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●懇親会で交流深める

 懇親会を開催した。司会は小林雄志氏。

 横田貞一副会長があいさつした。


横田貞一副会長

 来賓を代表して、渡邊昇治経済産業省大臣官房審議官(産業技術環境局担当)があいさつした。渡邊審議官は、計量に携わる人々の日々の尽力に感謝するとし、計量のあり方が大きく変わるなかで、継続の重要性と、人材確保、連携の大切さを強調した。


渡邊昇治経済産業省大臣官房審議官

 乾杯の発声は、小畠時彦産業技術総合研究所計量標準総合センター計量標準普及センター長。交流を深めた。


小畠時彦産業技術総合研究所計量標準総合センター計量標準普及センター長


乾杯


懇親会のようす


懇親会のようす

 中締めは、阿知波正之副会長(計量士部会長)による一本締め。


阿知波正之副会長(計量士部会長)

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●6つの重点事業

 日計振の目的は、正しい計量思想の普及を図るとともに適正な計量管理を推進し、あわせて国際整合性を有する計量制度の確立を支援することにより、わが国産業・社会の発展に寄与することであり、計量団体として総合的な活動を展開している。

 会員は、2018年3月31日現在で、正会員、賛助会員合わせて212。

 2019年度は次の6つの重点事業を実施していく。
@郵政計量管理事業の継続実施
A試験・校正事業体制の確保
B計量管理の推進
C研修体制の充実
D計量制度改正への対応策の検討・実施
E計量の情報調査・交流の推進

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