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「日本計量新報混合ニュース」2018年5月22日付


「日本計量新報混合ニュース」2018年5月22日付

世界初、エンジンシリンダ内の温度・CO2濃度・水分濃度を同時に自動計測
エンジン筒内高速モニタ「DIOMELAS」を発売


島津製作所は、稼働しているエンジンのシリンダ内温度や二酸化炭素(CO2)濃度、水分濃度を同時に自動計測する、エンジン筒内高速モニタ「DIOMELAS」を5月21日に発売します。

エンジン筒内高速モニタ「DIOMELAS」は、昨年開発した独自の計測技術を実用化した製品です。小型プローブ(探針)先端の検出部をエンジンのシリンダに10mm挿入し、検出部に照射したレーザ光の吸光度を測定することで、シリンダ内部の温度とCO2濃度、水分濃度を同時に算出できます。また、エンジン試験に用いるエンジンベンチシステムと連動した自動計測を可能としています。稼働するエンジン内の温度やCO2濃度、水分濃度を測定可能、かつエンジンベンチシステムとの連動による自動計測の実現は世界で初めて(2018年5月21日現在、当社調べ)です。

本製品は、自動車や産業用エンジンのモデルベース開発(シミュレーションに基づく設計手法)において、設計精度の向上や開発工数の削減、燃費性能および排ガス性能の改善に寄与することが期待されます。

当社は、5月23日から25日にパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2018横浜」に本製品を出展します。

【開発の背景】
 自動車業界では、電気自動車への移行”EVシフト”が進みつつあるものの、空気と燃料を燃焼させて動力を伝えるエンジンは今後もしばらく利用され続けることが予想されます。エンジンの性能はシリンダ内での燃焼効率や燃焼状態に左右されるため、燃焼発生までの温度や、排ガスとしてシリンダ内に残留するCO2の濃度を直接モニタリングしたいというニーズがあります。

このようなニーズのもと、当社はレーザ光学技術を応用し、稼働するエンジンのシリンダ内の温度とCO2濃度、水分濃度を高速に計測する独自技術を2017年に開発しました。この技術を改良・応用してエンジンベンチシステムとの連動および自動計測を実現し、自動車エンジンメーカーや産業用エンジンメーカーが導入しやすい構成でコンポーネント化した製品がエンジン筒内高速モニタ「DIOMELAS」です。


シリンダ内部の温度とCO2濃度、水分濃度を同時かつ高速に計測

稼働しているエンジンのシリンダ内の温度とCO2濃度、水分濃度をそれぞれ最短2万分の1秒周期で計測できます。加速時や減速時などのように、燃費性能および排ガス性能に大きく影響を与える過渡的な運転状態において、シリンダ内の燃焼状態の経時的変化を捉えることができます。

2. エンジンベンチシステムと連動した自動計測

エンジンの試験に用いられるエンジンベンチシステムとの連動に対応しています。エンジンベンチシステムからの制御信号により、計測開始・計測終了などの操作に人手を煩わせることなく自動的にデータを取得し続けることが可能です。

3. 高速な演算と並行データ処理により効率的な計測を実現

高速な演算を可能にするアルゴリズムを新たに導入したことで、データ処理にかかる時間を抑えることが可能になり、吸光度の取得とデータの処理を並行して行うことができます。そのため、高速かつ大容量のデータを処理しつつも、計測と計測の間の待機時間を最小限に留めます。


名称=エンジン筒内高速モニタ「DIOMELAS(ディオメラス)」

価格=4,500万円(税別)

販売目標=発売から3年間で国内15台


加計学園と安倍首相との関係について
新文章が愛媛県からどんどん出てきた当時の記録

●安倍首相「獣医大学いいね」=加計氏、15年2月に説明-愛媛県が国会に新文書提出(2018/05/21-23:40)

 愛媛県は21日、学校法人「加計学園」の獣医学部新設をめぐり、新たな文書を国会に提出した。中村時広知事が記者団に明らかにした。文書には、安倍晋三首相が学園の加計孝太郎理事長と2015年2月25日に面談し、「獣医大学の考えはいいね」と発言したと記載されている。首相は計画を知った時期を17年1月20日と答弁しており、新文書と首相答弁の食い違いについて、再び国会で争点になるのは避けられない情勢だ。

首相動静で確認できず=加計学園理事長の面会

 加計学園は21日夜、「理事長が15年2月に総理とお会いしたことはございません」と文書内容を否定するコメントを発表した。政権関係者によると、首相も面会を否定する方針だ。

 文書は15年2~4月に学園から報告を受けるなどした愛媛県が作成。参院予算委員会が10日に提出を要請していた。中村知事は21日、愛媛県伊予市内で記者団に、県庁内を調査したところ見つかったと説明した。首相と加計氏の面談や首相発言は15年3月の日付の文書に含まれている。

 それによると、首相と加計氏の面談は15分程度で、加計氏から「獣医師養成系大学空白地帯の四国の(愛媛県)今治市に設置予定の獣医学部では国際水準の獣医学教育を目指す」などと説明。これに対し首相は「そういう新しい獣医大学の考えはいいね」と応じた。

 また、この面談後の3月24日、当時の柳瀬唯夫首相秘書官は学園事務局長と首相官邸で面会し、「獣医師会の反対が強い」などと伝達した。

 15年4月2日の学園関係者らとの面会で柳瀬氏は「本件は首相案件」と発言したとされている。柳瀬氏は「私は首相という言葉は使わない」と国会で答弁しているが、今回の文書の中には同氏が「獣医学部新設の話は総理案件になっている。なんとか実現をと考えている」と記しているものがあった。

 15年2月の日付がある文書には、学園と面会した加藤勝信官房副長官(当時)が「獣医師会の強力な反対運動がある」「既存大学からの反発も大きく、文科大臣の対応にも影響か」とコメントしたとの記述もあった。

 首相は昨年7月、国会での閉会中審査で計画を知ったのは同1月20日と明言。「彼(加計氏)が私の地位や立場を利用して何かを成し遂げようとしたことは一度もない。今まで獣医学部をつくりたいという話は一切なかった」と述べていた。


●加計問題で安倍首相窮地=従来説明と矛盾―愛媛県文書(5/22  時事通信)

 学校法人「加計学園」問題をめぐり、安倍晋三首相が2015年2月の段階で同学園の加計孝太郎理事長から獣医学部新設計画の説明を受けていた疑いを示す文書が国会に提出された。

 計画を知ったのは17年1月だとする首相の従来の説明と矛盾する内容だ。事実なら政権への打撃は計り知れず、首相が窮地に立たされるのは必至だ。

 文書が報道された後の21日夕、記者団からの「加計さんから聞いていたんですか」「獣医学部いいねって言ったんですか」との矢継ぎ早の質問を振り切るように官邸を後にした首相。その表情には昼の政府・与党連絡会議で「説明責任を果たしていく」と語った余裕はみじんもなかった。

 事態を急転させたのは愛媛県が午後に参院予算委員会に提出した文書だ。そこには学園から同県への報告内容として、加計氏が15年2月25日に首相に約15分間面会し、獣医学部新設計画について説明。首相が「そういう新しい獣医大学の考えはいいね」と語ったと記されていた。

 首相は昨年7月の衆院予算委員会で「加計さんとはずっと前からの友人関係。しかし、獣医学部をつくりたいという話は(これまで)一切なかった」と答弁。以来、計画を知ったのは昨年1月20日の国家戦略特区諮問会議だと繰り返してきた。愛媛県の文書と完全に食い違う説明だ。

 文書には、当時の加藤勝信官房副長官や柳瀬唯夫首相秘書官の発言内容も記載。学部新設への課題を細かに指摘しており、官邸ぐるみの印象は否めない。


●首相、愛媛県文書の加計側との面会否定 「いいね」も(5/22  朝日新聞)

 安倍晋三首相は22日朝、首相官邸に入る際、愛媛県が国会に提出した文書に学校法人「加計(かけ)学園」の加計孝太郎理事長と2015年2月に面会したと記されていることについて、「ご指摘の日に加計理事長と会ったことはない。念のため、昨日、官邸の記録を調べたが、確認できなかった」と説明した。

 愛媛県の文書には、加計氏から学園の獣医学部新設の目標について聞き、首相が「新しい獣医大学の考えはいいね」と応じたとも記されている。首相は「加計氏とは獣医学部新設について、今まで国会等でお話をさせていただいてきたように、そういう事柄について加計氏から話をされたこともないし、私から話をしたこともない」と述べた。


計量法に係る解説セミナー開催のご案内(日本計量機器工業連合会)

日本工業標準調査会JIS原案への意見を募集(パブコメ)
規格番号:JISB7607|規格名称:自動捕捉式はかり|改正
意見締切日:2018年6月18日(月)(2018年4月23日掲載)

〈経済産業省計量行政室〉計量制度見直し
計量法施行規則等を一部改正しました(2018〔平成30〕年3月30日)
告示はこちら

〈経済産業省計量行政室〉計量制度見直し(平成30年4月11日)
政省令改正の概要資料を更新しました
<2017(平成29)年度政省令改正の概要>(2018(平成30)年4月版)
<2018(平成30)年2月版からの変更点>
▽指定検定機関講習について追加しました。
▽非自動はかりと自動はかりの検定等の流れを追加しました。
▽「新たに使用する」と「すでに使用されている」の判別基準を追加しました。
▽自動はかり実態調査の概要について追加しました。
▽その他、細かなブラッシュアップをおこないました。

〈経済産業省計量行政室〉計量制度見直し(2018〔平成30〕年3月27日)
自動はかり実態調査の調査概要を公開

〈経済産業省計量行政室〉2018年4月4日
計量法関係法令の解釈運用等について(2018〔平成30〕年4月)
検定証印の有効期間の満了の年月の表示等

〈経済産業省計量行政室〉(2018〔平成30〕年4月27日)
『商品量目制度Q&A集』(平成30 年4月)

SI単位の定義改正の理解のために
臼田 孝『新しい1キログラムの測り方 科学が進めば単位が変わる
講談社ブルーバックス、2018年04月20日発行、定価 : 本体1,000円(税別)
〈臼田孝(研究者)〉2018/04/19|計量短信Vol96|書評(モドキ)「新しい1キログラムの測り方」

〈経済産業省計量行政室〉(2018年5月11日)
過去の計量士国家試験問題と正解番号
2018(平成30)年3月実施(第68回)ほか

香川県が計量行政に従事する人材(香川県職員)を募集(2018年5月15日)
短大卒業程度(機械:1名程度、知事部局等において、計量法に基づく検定、検査、計量関係事業者や計量器使用者への指導、取締り等に従事します。)
   試験案内(PDF:797KB)採用試験成績のお知らせ(PDF:185KB)申込用紙の記入方法(PDF:905KB)申込用紙(PDF:497KB)
職務経験者・UJIターン型(機械:1名程度、知事部局等において、計量法に基づく検定、検査、計量器使用者への指導、取締り等に従事します。)
【受付期間(共通)】インターネット:5月17日(木)~6月1日(金)、持参・郵送:5月17日(木)~6月5日(火)
【第1次試験日(共通)】6月24日(日)


「日本計量新報混合ニュース」日付別目次

「日本計量新報」今週の話題と重要ニュース(速報版)

「2016重力値マップ」に計量計測機器はどのような対応をするか
「重力を測る」 重力の測定方法、絶対重力測定、相対重力測定
国土地理が日本の重力値の基準を40年ぶりに更新。国土地理院が2017年3月15日に公表
国土地理が日本の重力値の基準を40年ぶりに更新2017年3月15日に公表 (「日本重力基準網2016(JGSN2016)」)
社会の統計と計量計測の統計【分類3-1】総務省統計局の統計データのサイトマップ (Statistics Bureau Site Map)
変化する産業・職業構造(総務省統計局が2005年国政調査もとにまとめた資料による)
日本は第3次産業に移行中。変化する産業・職業構造(総務省統計局が2005年国政調査もとにまとめた資料による)



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