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日本計量新報 2014年6月1日 (3012号)
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(株)東日製作所 テクニカルセンター完成
トルク計測や開発等の機能を拡充
トルク標準室・製品試験室などを完備
太陽光発電も可能
トルク機器のグローバルニッチトップ企業である(株)東日製作所(東京都大田区大森北2‐2‐12 、辻修社長)が建設を進めていた「東日テクニカルセンター」が完成した。製品試験室、トルク標準室、測定室などを備え、トルク機器の技術開発拠点としての機能集約を狙う。また、LED照明や太陽光発電の設備も備えて低消費電力によるCO2削減を実施している。
(株)東日製作所は、山梨県の甲府工場内に建設を進めていた「東日テクニカルセンター」を完成させ、5月20日(火)に開所式をおこなった。
同センターは東日製作所の製品技術と測定技術の中心と位置づけ、トルクレンチやトルクドライバ等、トルク機器の技術開発拠点としての機能集約をおこなう。またJCSS校正事業の実施により、トルク機器のトップメーカーとしての地位を強固なものにすることが狙い。
【所在地】山梨県甲府市高室町162(国母工業団地)
【概要】 ▽建築面積=420m2、地上2階建▽総床面積=757m2▽総投資金額=2.5億円(建屋1.5億円)
【製品試験室】トルクドライバや小型〜超大型のトルクレンチの耐久試験機を設置。耐久試験機はネットワーク接続して数字データにより稼働状況を確認するだけでなく、ネットワークカメラにより事務所内でリアルタイム映像を確認できる。同社のトルク機器は、10万回または使用開始から1年のいずれか早い方の耐久精度を保証しており、製品試作時の型式認定試験や量産試作時の耐久試験、さらには定期的な製品の抜き取り耐久試験を実施している。
【トルク標準室】組立工場内にあった部屋をテクニカルセンターに移設。東日製作所のトルク標準室は、2011年11月にトルク階層構造の第2階層において国内のトルク機器校正事業者として初めてJCSSに登録した(登録番号:JCSS0281)。このトルク標準室では、参照用トルクレンチによるデジタルトルクレンチDOTE3シリーズのJCSS校正をおこなうほか、実負荷式トルク基準機25N・mによる参照用トルクレンチの校正や、さまざまなトルク機器の研究・開発をおこなう。
【測定室】試作/開発/量産時の部品や客先クレーム品の精密測定や分析をおこなう。開所時の設備としてはX線検査装置、3次元測定装置、デジタルマイクロスコープ、ばね検査用荷重試験機、全自動トルクレンチテスタがある。
【設計室】トルクレンチやトルクドライバ等の手動式トルクツールの設計・開発するためのスペース。
【食堂】同じ敷地内の全社員の食事ができ、コミュニケーションが取れるように工夫してある。
■設備
【照明】非常灯を除き全てLEDとして、低消費電力によるCO2削減を実現。
【太陽光発電】屋上には出力29.4kWの太陽光発電パネルを設置して発電を開始した。また昨年11月19日から機械加工工場と製品倉庫の屋根上に設置した太陽光パネルを合わせると、甲府工場全体では最大出力247.8kWの発電となる。
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日本計量新報 2014年6月1日 (3012号)
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(一社)日本電気計測器工業会 測温抵抗体のJIS改正説明会
7月10日(木)東京、7月18日(金)大阪で
(一社)日本電気計測器工業会(JEMIMA)温度計測委員会は、2013(平成25)年12月20日に改正されたJIS C 1604測温抵抗体の改正説明会を開催する。
本JISは16年ぶりの改正で、対応国際規格IEC60751:2008との整合化とともに測温抵抗体と抵抗素子を分けた規定や、新たに許容差判定に不確かさを取り入れるなど、大幅な改正になっている。
説明会に参加するには、東京、大阪のいずれかを選び、下記ウェブサイトに用意された『申込書』に必要事項を記入し、6月30日までにJEMIMA事務局に送付する。
【プログラム】
@JIS C 1604の概要
A主な改正点(全体)
BJIS C 1604に関わる不確かさについて
C質疑応答
【東京会場】
▽日時=7月10日(木)、13時〜16時▽場所=計測会館(JEMIMA本部)4階会議室▽交通機関=東京メトロ半蔵門線「水天宮前」駅/東京メトロ日比谷線または都営浅草線「人形町」駅▽定員=40名▽参加費=無料
【大阪会場】
▽日時=7月18日(金)、13時〜16時▽場所=大阪市中央公会堂展示室▽交通機関=地下鉄御堂筋線または京阪電鉄「淀屋橋」駅/地下鉄堺筋線または京阪電鉄「北浜」駅/京阪電鉄中之島線「なにわ橋」駅▽定員=50名▽参加費=無料
【申し込み方法】
当説明会ウェブサイト(http://www.jemima.or.jp/event/seminar/semi140710.html)にある申込書(ワードファイル)に必要事項を記入の上、JEMIMA事務局[email protected](担当:勝田)まで送付。
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