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ザルトリウス・ジャパン株式会社

科学機器事業部 技術部 校正事業課 JCSS校正室

JCSS01|JCSS02
計量法に基づく計量法トレーサビリティ制度の<JCSS登録番号:0089>

JCSS(Japan Calibration Service System)=とは、計量法に基づく計量法トレーサビリティ制度の略称です。

【お問い合わせ先】
名称 ザルトリウス・ジャパン株式会社
  科学機器事業部 技術部 校正事業課 JCSS校正室
所在地 〒 162-0842
  東京都新宿区市谷砂土原町一丁目2番地34
お問い合せ 科学機器事業部 JCSS校正室
  TEL:03-5228-0321
  FAX:03-5228-0322
  [email protected]

URL http://www.sartorius.co.jp/html/mec_tenbin/1_home_m.html

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JCSS校正事業者登録の内容

 分銅・おもり  はかり

JCSS登録範囲補足

   

質量校正室を新設・移転(2013年)

2013年10月25日開所式と見学会を実施

 
校正料金(料金などはお気軽にご相談ください)
TEL:03-5228-0321 FAX:03-5228-0322 [email protected]
 
   

JCSS校正設備

校正室について

校正室の温湿度管理用の操作パネル
校正室の温湿度管理用の
操作パネル

 新設した校正室は、広さ28・1uで散水露点方式による恒温・恒湿室です。

 当JCSS校正室の校正可能環境である温度18℃〜23℃(±0・7K/h)、湿度50%±10%の範囲内で常時コントロールされています。

 校正室内の環境は制御盤のタッチパネル式モニターで容易に確認することが出来ます。また、記録はSDカードで簡単に取り出すことができます。

 温度変動を避けるため、入室制限人数を5人までと規定しパスボックスも備え付けています。

分銅校正用ロボットシステムCCR10−1000

 新たに導入した全自動分銅校正ロボットシステムCCR10−1000はシステム内に分銅マガジン、ロボットアーム、2機のマスコンパレーター(CCR10:1mg〜10g用/読取0・1μg 、CCR1000:10g〜1kg用/読取1μg)、温・湿度センサー・圧力(大気圧)センサーが搭載されておりフルオートで1mg〜1kg範囲の分銅を校正するシステムです。

1mg〜1kgまでの分銅を全自動で校正するロボットシステム
1mg〜1kgまでの分銅を全自動で
校正するロボットシステム

 参照分銅および被校正分銅を両サイドの専用マガジンにセットすれば、ロボットアームが分銅を持ち上げ自動的にマスコンパレーターへ運び校正をおこないます。

 専用マガジンはCCR10用で被校正用分銅が39個、参照分銅が26個、CCR1000用で被校正分銅が21個、参照分銅用が12個設置可能で同一のマガジンがもう1SETあるのでロボット稼働中であっても、もう1SETのマガジンに次の校正依頼品を準備する事が可能で、マガジンを交換する事で次の校正依頼品に切替える事ができます。

 ロボットシステムはイントラネット回線などを介し専用のソフトで制御され、校正データは、1回のひょう量毎に指示値、時刻、標準偏差、温度、湿度、大気圧、空気密度のデータを得ることが出来ます。また、校正終了時にはソフト上で校正完了の案内が表示されネットワーク内の任意のフォルダに一連の校正データがファイル形式で自動保存されます。

 このデータを基に分銅の校正結果である協定質量を導き出します。

 また、地震や何らかのエラーが生じた場合、危機回避機能が働き、その場所で停止し危機的状況を未然に回避する事が可能であり、その場合は、あらかじめ登録されたメールアドレスへ報告するようになっています。

ロボットシステムのメリット

小ひょう量用分銅の設備
 
大きい分銅用のマスコン
大きい分銅用のマスコン

 校正ジョブの指示は遠隔操作が可能でありロボットの近傍に作業者がいなくても校正をおこなうことが可能です。与えるジョブの数に制限がないので全自動で昼夜問わず校正をおこなう事も可能です。また、当校正室では等量比較法でひょう量手順ABBAを採用しておりますがひょう量手順ABAや複数分銅を用いた組み合わせ比較による分量、倍量法の校正にも対応しています。

ロボットシステムと手動マスコンパレーターとの併用

 ロボットシステム以外の手動マスコンパレーターを併用する事によりさらに校正作業の効率UPをはかっています。
▽CCE6=1mg〜5g用/読取0・1μg
▽CCE2004=2kg用/読取0・1mg
▽CCE10000S=2kg〜10kg用/読取0・1mg
▽CCE20000=20kg用/読取1mg
▽MSA225S−000−D0=等級の低い分銅10g〜200g/読取0・01mg

 今後ともさらなるハイグレードな校正をめざしていきたいと考えております。
 


 

2013年、質量校正室を新設・移転

市ヶ谷サービスセンターに新設・移転
   日本初、校正業務に全自動ロボット導入

開所式と見学会を実施

 ザルトリウス・ジャパンは、JCSS質量校正室が市ヶ谷サービスセンターに新設・移転して業務を開始したので10月25日夕刻、取引先など関係者を招いて、施設見学会を実施した。見学会は2班にわかれて実施され、それぞれで開所を記念するテープカットの式があり、その後に施設内容の説明がおこなわれた。

 市ヶ谷サービスセンターに設備されたJCSS質量校正室とピペットの校正室の概要は別途掲載。

 

Welcome to JCSS laboratory

 ご来場の皆様、本日、JCSSラボのオープニングセレモニーに皆様をお迎えできることを大変光栄に存じます。皆様にご覧いただいたラボは新設、かつ最先端技術のJCSSラボでございます。

 ザルトリウスは140年以上前の1870年、フローレンス・ザルトリウスがドイツの小都市・ゲッティンゲンで創業いたしました。ゲッティンゲンは学術都市であり、すぐ近くに大学があります。以来成長を続け、今日に至っております。

 創業以来、ザルトリウスは分析天びんのみを開発・製造・販売して参りました。

 ザルトリウスの本社は今日もなお同じ場所、つまり、ドイツの地方都市、大学のそばにあります。しかし、ザルトリウスは、世界でもトップクラスのラボ用製品とそのサービスを提供するメーカーでございます。弊社の取扱製品としましては、

▽分析天びんおよび精密天びん
▽手動ピペットおよび電動ピペット
▽ラボ用超純水製造装置
▽ペイント天びん
▽電子水分計
▽マス・コンパレーター

がございます。

 ここ東京に新設したラボは、お客様に最高レベルのプロのサービスをご提供する、という弊社の変わらぬ理念を体現したものでございます。ピペットのみならず、質量分野においても質の高い校正サービスをご提供できるものと自負しております。

 私どもは日本で一番のJCSS校正証明書の発行実績があり、また、民間企業としては日本で初めて、校正業務の全自動ロボットを導入いたしました。このことは大変誇りに存じております。

 今回の大切なプロジェクトの完成の喜びを皆様と共に分かち合えることを大変光栄に存じます。

 最後にもう一度申し上げます。「ザルトリウスへようこそおいで下さいました!」
 

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